実践リーンスタートアップ:第1章 メタ原則 1.2

1.2 手順2:プランで最もリスクの高い部分を見つける

成功する製品を構築するというのは、リスクを緩和すること

顧客が何かを購入するのは、顧客の課題を解決できると思うから

起業家の本来の仕事は、リスクを低減させる仕組みづくり

リーンキャンバスでは最もリスクの高い部分から着手する

スタートアップの最大のリスクは誰も欲しくないものを作ること

 

スタートアップの3つのステージ

第1ステージ:課題/解決フィット

そこには解決に値する課題があるか?

 ・それは顧客が必要としているものか?-必要性

 ・顧客は対価を支払ってくれるか?払ってくれないなら誰が支払ってくれるのか?-成長性

 ・それは解決可能か?-実現性

定性的な顧客観察とインタビューで質問に答えていく

ここから適切な課題に対する最小限の機能を引き出す=MVP(minimum viable product)

第2ステージ:製品/市場フィット

誰かに必要とされるものを構築したか? 

学習とピボットに集中する

ピボット→学習を続けながら方向性を変更すること

トランクション(事業が空回りしていない事を証明する数値や指標)が重要なマイルストーン

このステージで顧客に登録してもらい、定着させてお金を支払ってもらう

学習を最大化できるように検証は大胆な成果を狙うべき

例えば、ひとつの顧客セグメントのUVPを変更するよりも、複数のセグメントに様々なUVPを試す方がいい

テストしていない仮説とビジョンで投資家に売り込むのは有効ではない

まずはビジネスモデルを顧客とテスト・検証できるように必要十分な滑走路を構築する

第3ステージ:拡大

どうやって成長を加速させるのか?

成長と最適化に集中する

ビジネスモデルの仮説を改善して上手くいくプランに近づける

効率化が目標

このステージが資金調達に適している

ブートストラッピングとリーンスタートはお互いを補完する関係にある

 

◼️名言

トランクションとは製品と市場のエンゲージメントを示す指標である。投資家は何よりもトランクションを重視する。

ナヴィとナヴァール