実践リーンキャンバス:第3章 リーンキャンバスの作成 3.2.2 課題と顧客セグメント~3.2.4 ソリューション

3.2.2 課題と顧客セグメント

課題と顧客セグメントのペアを埋めると残りが楽に埋まる

課題

顧客に必要なジョブの観点から上位1-3位の課題をあげる

既存の代替品を列挙する

上記の課題にアーリーアダプターがどのように対処しているかを文書化

課題があっても困っていないのであれば「何もしない」も実用的な代替品

ユーザーを特定しアーリーアダプターを狙う

顧客とユーザーを特定する

具体的で典型的な顧客の特徴からセグメントを決める

ここでの目標はアーリーアダプターの定義

メイン顧客の定義ではないことが特徴

 

3.2.3 UVP(独自の価値提案)

UVP=他とは違って顧客が注目する価値がある理由

ここでは顧客に販売することが目的ではなく注目を集めることが目的

製品の本質を短い言葉に抽出して見出しに使う

差別化要素が必須

最初から完璧を目指さず時間をかけて改良していく

UVPの作り方

ここで必要なのはポジショニング戦略の知見

アル・ライズとジャック・トラウトが書いた「ポジショニング戦略」を読む

変わったものにする。ただし、その違いが重要なものに限る

最も重要な課題からUVPを導き出す

その課題が解決に値するものであれば半分以上は達成できている

アーリーアダプターをターゲットにする

メイン顧客に手を伸ばそうとしてしまうとメッセージが薄っぺらくなる

アーリーアダプターをターゲットにして力強く明快で具体的なメッセージを作る

成功ストーリーに注目する

機能より利点に注目したものにする

製品を使った後に得られる成功ストーリーに注目する

言葉をよく選んで使う

継続的に使用する「鍵」になる言葉を選ぶ

SEOのメインワードをイメージする

誰が・何を・なぜに答える

顧客は誰ですか?製品はなんですか?という2つの質問に答えるものにする

なぜは文章に入れるのが難しいので小見出しにする

優れたUVPを調べる

素晴らしいと思うブランドのUVPを研究する

Apple37signals、FreshBooksなど

ハイコンセプトピッチを作る

ハイコンセプトピッチ=わかりやすいピッチ

例:エイリアン=宇宙のジョーズ

UVPと混同してはいけない、LPでは使わない(ターゲットは知らないかもしれない)

自分の考えをすばやく伝えたり広めたりするのに使うのが効果的

 

3.2.4 ソリューション

プランAの段階では課題が大きく変化する可能性がある

課題に取り組むための簡単なスケッチを書く程度にする

課題とソリューションの結合はなるべく遅らせる