実践リーンスタートアップ:第4章 ビジネスモデルの優先順位

4章 ビジネスモデルの優先順位

4-1:リスクとは

不確実とリスクは同じものではない

 不確実:確実性のないこと、複数の結果が存在すること

 リスク:損失や失敗などの好ましくない結果になり得る不確実な状態

スタートアップ3つのリスク

1.製品リスク

 課題・ソリューション・独自の価値提案・ハイレベルコンセプト・主要指標

2.顧客リスク

 顧客セグメント・アーリーアダプター・チャネル

3.市場リスク

 収益の流れ・コスト構造・既存の代替品

4-2:ビジネスモデルの比較

複数キャンバスから初期実行モデルを決める

目的:十分な大きな市場、製品の周りにビジネスを構築できる、顧客に近づけるようなモデルを見つけ出すこと

▼ビジネスモデルの評価基準

1.顧客の不満レベル(課題)

2.近づきやすさ(チャネル)

3.価格と粗利益(収益の流れとコスト構造)

4.市場規模(顧客セグメント)

5.技術的実現可能性(ソリューション)

4-3:外部の意見を求める

ビジネスモデルは最低でも誰か1人と共有しなければならない

▼共有の手順

リーンキャンバスを徐々に埋めていきながら説明をする

説明した後は黙って相手の話を聞く

具体的な質問をする

 このプランで最もリスクが高いと思われる部分はどこですか?

 同様のリスクを克服したことがありますか?それはどうやって克服しましたか?

 それらのりすくをどのようにテストしますか?

 これから私が話を聞いたほうがよい人はいますか?

アドバイザーパラドックスに気をつける

 アドバイザーのアドバイスは言葉通りに聞いてはいけない

 決定や検証と思わないほうがよい、リスクの特定や優先順位の参考にする

先見性のあるアドバイザーを採用する

 自分に合ったアドバイザーを選ぶ